【解明】「コムサ・デ・モード」はなぜ姿を消したのか? 漆黒のDCブランド伝説と現在地

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【解明】「コムサ・デ・モード」はなぜ姿を消したのか? 漆黒のDCブランド伝説と現在地
【解明】「コムサ・デ・モード」はなぜ姿を消したのか? 漆黒のDCブランド伝説と現在地
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🎵 【解明】「コムサ・デ・モード」はなぜ姿を消したのか? 漆黒のDCブランド伝説と現在地

コムサデモード なくなっ たという言葉が、検索エンジンやSNSのタイムライン上で定期的に浮上する。1980年代のDCブランドブームを象徴し、日本中の街角をシャープな黒のシルエットで塗りつぶしたあの伝説的ブランドは、いまどこへ行ったのか。百貨店の一等地から姿を消した看板の行方を追った。

かつての熱狂を知る世代や、古着店で偶然そのタグを手にした若い世代がコムサデモード なくなっ たと戸惑うのも無理はない。実際のところ、運営会社が倒産したわけでも、日本のファッション史から消し去られたわけでもない。そこにあったのは、激変する消費市場を生き抜くために敢行された泥臭くも冷徹なブランド構造改革だった。

黒の衝動:80年代の街を染めた漆黒の美学

コムサデモード なくなっ た

1976年、アパレルメーカー「ファイブフォックス」の手によって生まれたコムサ・デ・モード(COMME ÇA DU MODE)。西洋のモード思想を日本人の体型と美意識に落とし込んだそのスタイルは、爆発的な勢いで当時の若者を呑み込んだ。

原宿や銀座の歩行者天国には、頭から足元まで全身を黒で包んだ「黒服族」が溢れ返った。高価格帯でありながら、若者たちは給料やバイト代を惜しみなく投じた。黒を着ることが、意志の強さと先進性の証だったのだ。

消滅の真相:倒産ではなく「ブランド名のリブランディング」

コムサデモード なくなっ た

「倒産したのではないか」という噂は完全な誤解だ。親会社であるファイブフォックスは、現在も日本のファッション業界で強固な経営体制を維持している。

2000年代以降、同社は市場の多様化に合わせて戦略を転換した。メンズのメインラインは「コムサ・メン(COMME ÇA MEN)」へ、ハイエンドなウィメンズは「コムサ(COMME ÇA)」や「アルチザン(ARTISAN)」へと段階的に整理・統合された。「コムサ・デ・モード」という長年親しまれた長尺の名称は、役割を終えて静かにラインナップから退いたというのが真実だ。

「コムサイズム」の爆発と巨大化がもたらした光と影

コムサデモード なくなっ た

ブランドの運命を大きく変えた決定打は、1990年代末に仕掛けた「コムサイズム(COMME ÇA ISM)」の誕生だった。郊外型ショッピングモールの台頭に合わせ、ファミリー層を狙い撃ちにした低~中価格帯のショップを一挙に全国展開した。

漆黒のデザイン思想をベースにしつつ、子供服からキッチン雑貨まで揃えたこの業態は大成功を収める。売上高は千億円規模へ駆け上がった。一方で、誰もが手軽に買える日常着となったことで、かつての「手に入りにくい憧れのモード」という神秘性は薄れていく皮肉な結果も生んだ。

Z世代と平成レトロ:二次流通市場で跳ね上がる初期アーカイブ

歴史は巡る。今、原宿や下北沢の古着店、そしてECフリマアプリで、80年代から90年代初頭のコムサ・デ・モードの初期アイテムが高値で取引されている。

ヴィンテージを掘り起こすZ世代の若者が注目するのは、その圧倒的なクオリティだ。分厚く上質なウールギャバジン、手仕事の匂いが残る丁寧な縫製、無骨なまでに削ぎ落とされたシルエット。大量生産・大量消費の現代において、初期のコムサが持っていたストイックな作り込みが「フレッシュな本物」として再評価されている。

2026年アパレル激動期:リアル店舗の選択と集中

国内のアパレル業界を取り巻く環境は一段と厳しさを増している。原料高、人件費の上昇、EC販売へのシフト。かつてのように全国の百貨店に大型店舗を構え続けるビジネスモデルは過去のものになりつつある。

ファイブフォックスも例外ではなく、不採算店舗の撤退とデジタル領域の強化を冷徹に進めている。現在は職人技術を前面に出したプレミアムライン「アルチザン」など、真に価値を理解する顧客に向けた高付加価値化への舵切りが鮮明だ。

漆黒のイズムは今も生きている

ブランド名が変わっても、あの時代に蒔かれた美意識の種は途絶えていない。直営店や公式ストアに並ぶ「コムサ」の服を手に取れば、鋭いカッティングと深い黒へのこだわりが確かに感じられる。

「コムサ・デ・モード」という名前は歴史の一ページとなった。だが、日本人の装いに「黒」という強い意志を持ち込んだその足跡は、今日も日本の街並みの中に息づいている。 (出典: コムサデモード なくなっ た(Yahoo!ニュース)